挑戦と生活費
これを読んでいるあなたは、転職したときに、自分の年収は上がると思いますか?
下がると思いますか?
上がる、と思った方。あなたは、自分のスキルが他社でも通用する自信があるのですね。
それでも、今、転職をしない、ということは、その会社が好きだったり、まだまだ学ぶことがあったり、今の会社にいても年収は上がっていく、と信じているのですね。
下がる、と思った方。あなたは、自分のスキルは理解されづらく、今の会社では高い評価をしてもらえているけれど、他社だとそうはいかない、と思っているのですね。今の会社にいる理由の一つには、「現在の会社が一番、高い給料を払ってくれる。」と、思っている節があると思います。(もちろん、それだけではないと思いますが。)
転職をする、または、起業をする、というチャレンジをするときに、現在の年収が維持できるか?というのは、とても大切なポイントになると思います。
ですがそれは、単に高い年収が良い、という話ではなく、「その年収で生活ができるのか?」ということと、密接にかかわってきます。
はっきり言います。
生活水準が高く、生活費がかかる人ほど、チャレンジが難しくなっていると思います。
生活水準を年収に合わせてあげると、年収を下げるチャレンジができなくなります。
それは、起業や転職、です。
僕が起業にチャレンジできた理由は1つは不動産投資でお金が入ってくるようになっていた、という収入面もありますが、もう1つは、「月給20万円でも生活できる。」という、質素な生活スタイルだったからです。
今は、月給20万円では無理な生活水準に上がってしまいましたが、周りの経営者に比べると、ほんと、質素です。
質素な生活が可能であれば、それだけ、出費が少なく、生活を維持するのに必要な年収が低くなります。
それこそが、チャレンジをしやすい環境といえるのです。
最近、にわかに、「FIRE(ファイアー、Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職))という言葉が注目を集めています。
これは、経済的に自立することで、退職することができる状態を指します。
そういう意味では、僕は、30歳の時点で、不動産収入が銀行員として働く給与を超え、給与は全額、投資できる状況となり、質素な生活だったので自然と資産が増える状況にすることができました。
まさに、今でいうFIREです。
これがもし、収入の分だけ生活水準を上げて行ったら、どうでしょうか?
仕事+不動産投資で入るお金があるから、家賃の高い家に住んだり、高級車を買ったりしていたら、きっと、今こうやって起業して、全力でチャレンジする人生は送れていなかったでしょう。
あなたがチャレンジできる環境を作る方法の一つに、「生活水準を上げず、支出を減らす。」という大切な項目があることを、覚えておいてください。