スーパープレイヤーを欲しいと思わないんです

ベンチャー企業において、経営者をはじめ、創業メンバーの経歴や肩書はとても重要視されます。
「元Google」や「元Apple」などは、素晴らしく見栄えがしますし、その肩書だけで、投資家からお金を数億円預けてもらえることもあると思います。
うちも、外から「もっとすごい人を採用しないと！」的なことを言われることがあります。
えぇ、うちの会社は僕も含めて、ＩＴベンチャーとしての肩書は非常に弱いです。
でもね、外からいきなりスーパープレイヤーを連れてきて、「どやー！」って、なんか違う気がするんです。
システムエンジニアにしても、財務担当にしても、並外れたスーパープレイヤーじゃないと成功しない、というのなら、それはそもそも会社の作り方が間違っているのであって、僕が作りたい会社は、会社の成長とともにメンバーも成長し、会社が大きくなっているとき、最初からいたエンジニアが「スーパーエンジニア」になっている、そんな会社です。
学歴も、前職の肩書も、今までその人が積み上げてきたものを示す事実だとは思いますし、優秀な人が集まる会社にしたいと切に思っていますが、それ以上に、社内のメンバーが成長できる環境を作ることが、一番だと思っています。