Amazon考察
Amazonが、月額固定で電子書籍を読めるサービスをリリースしました。
ユーザーは月額980円で、決められた本棚の中の本が読み放題。
出版側は、読まれた分だけお金を受け取る、という仕組みです。
これは、出版の歴史の中で、一番大きな革命になるかもしれません。
Amazonの事業の進め方は、とても参考になります。
書籍特化のオンラインショップ→いろいろ扱うオンラインショップ→IoTを使った生活全般サービスや電子書籍、AWSというクラウドサーバー、など多角化
ちなみに、最も利益を出しているのはAWSというクラウドサーバーで、オンラインショップとは別の部門です。
AWSができるまで、Amazonはほとんど利益を出していません。利益のほとんどは、新しい物流の整備に充てています。
最も参考になるのは、最初に、何でも揃うオンラインショップを作るのではなく、圧倒的な品揃えの書籍ショップ、に絞ったところです。
最初から、日用品などすべての品目を対象にしていたら、品ぞろえが足りず、ユーザーは着いてこなかったでしょう。
そこで、書籍という、オンライン検索に適した品目で、かつ在庫リスクのない商品を選び、圧倒的な品揃えを誇ったことが、今日の成功に繋がっていると思います。
私もよく、「スマートロックを使った介護サービスを考えませんか?」や「スマートロックをセキュリティサービスを出さないのですか?」と言われるのですが、今はスマートロックを使った圧倒的な不動産サービスを作ることに集中をしています。
というか、不動産サービスを作りたくてスマートロックを作ったので、短期~中期的には不動産サービス以外には進出しないでしょう。
まずは、書籍に限定し、圧倒的なサービスレベル(品揃え)へ。
ベンチャーを経営する上で、とても大事なことだと思います。