株式会社ライナフ

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MG(マネジメント・ゲーム)100期達成!

2020, 12/20

このブログでも、度々登場している、MGですが、先月ついに100期(ゲーム内で100年分の会社経営)に到達しました。

いつも、何かしらの気づきをもらえる良い研修なのですが、今回の100期到達のタイミングで、とても大きな発見がありました。

それは、「マーケットサイズと固定費の関係」です。

自分たちのやっているマーケットサイズがどの程度のものなのか?

そのサイズに適した固定費はいくらなのか?というものです。

例えば、和菓子という食品分野があったとします。

和菓子を定期的に食べる人はいますし、和菓子をもっと普及させてパイを広げるという考え方もできます。

しかし、和菓子のマーケット自体を広げるのはとても時間と労力がかかるため、すぐには実現することが難しい。

そんな中で、「和菓子の新時代を作る!」と高いモチベーションで参入し、従業員をいっきに100人雇用をしたら、黒字化をする前に潰れてしまうことでしょう。

では、これが和菓子ではなく、ワインならどうでしょうか?

マーケットは、世界に広がっていきます。

では、これが自動車なら?

マーケットは、世界になり、さらに単価が数百万円まで上がります。

マーケットサイズは、数×単価、で考えられるので、たくさんの数量が出たり、単価が高いと、マーケットサイズは大きいです。

マンション販売などの不動産事業は、数は多く販売できませんが、単価が高いため、やはり固定費をかけても黒字化します。

最近、大きな資金を調達するベンチャー企業が増えていますが、果たして、そのベンチャー企業は、自社が属するマーケットのサイズをどのように見ているのでしょうか?

夢を広げれば、どこまでも広いマーケットにも見えますが、先ほど言った通り、新しいマーケットが作られるには時間とお金がかかります。

それは、ベンチャー1社で容易に作れるレベルのものではありません。

今考えると、スマートフォンのマーケットを作ったAppleのやり方は、本当に秀逸でした。

携帯音楽プレイヤーのマーケットに属する、iPodを販売。

→ iPodのシリーズを、容量や大きさ別で色々出す。

→ そのシリーズの中に、画面にタッチできるタイプを出す。(iPod Touch)

→ iPod Touch に、SIMを搭載した機種を出す。(どこでも音楽が買える。)

→ iPhoneの誕生。

いきなりスマートフォンを作るのではなく、携帯音楽プレイヤーの分野からスマホという新しいマーケットを生んでいたのです。

話が散らかりました。

要は何が言いたいかというと、「マーケットサイズを具体的にイメージできて初めて、適切な固定費のサイズがわかる。」ということでした。

今後の経営に生かしていきたいと思います。