Qrioがソニーの100%子会社へ。

ソニーはスマートホーム事業の強化に向け、スマートロック（電子鍵）を手がける米投資会社との合弁会社「Ｑｒｉｏ」（キュリオ、東京都渋谷区）を完全子会社化した。スマートロックとカメラやテレビといったソニーグループの製品群を連携し、家庭の消費電力や健康管理、防犯システムなどを事業化する。８月には東京電力子会社と家庭用見守りサービスを始めており、スマートホームをＩｏＴ（モノのインターネット）事業の核として育てる。
https://newswitch.jp/p/10574
Qrioスマートロックを作っている、株式会社Qrioが、ソニーの100%子会社になりました。
もともと、40%はソニーが、60%はベンチャーキャピタルが出資をして作られた会社なので、いつかはこうなると思っていましたが、思ったよりも早くに決着がつきました。
これで、スマートロック分野については、2社のベンチャー（ライナフとフォトシンス）と1社の超大手、という構図になりますが、Qrioが超大手様になってくれたおかげで、だいぶ脅威が減りました。
だって、ソニーの完全子会社、って、資金力はありそうですがスピード勝負の開発、発売は難しそうですから。
ソニーが目指したいのは、スマートホームという生活領域ですし、ライナフが目指している不動産テック、フォトシンスが目指しているオフィスセキュリティ分野、どちらも被らないです。
これまで切磋琢磨をしてきたベンチャー企業が1社、EXIT（売却）されて、一息ついた感じです。
お疲れ様でした。