株式会社ライナフ

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アクセラレータープログラムに参加して思たこと

2017, 01/26

ライナフは現在、東京都主催の青山アクセラレータープログラム、LIXIL主催のLIXILアクセラレータープログラムの2つに参加をしています。
アクセラレータープログラムというのは、要するに、ベンチャーを支援してあげるよ、ってものなのですが、行政がやっているものと民間がやっているものは、まったく趣旨が違うため、面白いです。
行政は、ベンチャーが育って法人税を多く納めてくれるようになることを期待し、民間の方は、どれだけ良い提案をベンチャーが持ってくるか、を期待しています。
アクセラレータープログラムに参加して、思ったことを2点ほど。
①どのアクセラレータープログラムも、「社長がそのプログラムにコミットすること。」を求めていますが、社長にとって、一番育てて欲しいのは自分よりも社員だと、最近気づきました。
そもそも、アクセラレータープログラムで教える側、つまりメンターの人は、ほとんど起業経験がないため、ベンチャー経営者にアドバイスをしても、しっくりこないことが多々あるのです。
それに対して、メンターが社員を教育してくれる場合、教育制度が確立していないベンチャーにとっては、確実にプラスに働きます。
②メンターの方々にお願いしたいのは、事業のことを聞いて思ったことをそのまま言う、ツッコミ係のようなものではなく、「もし仮に自分がそのベンチャーに入社したらどうするか。」という視点に立ってくれると、すごく良い議論になることに気づきました。
自分が入社したらまず何から手を付けるか?どうするか?本気で考えるためには、そのベンチャーの情報がもっと必要になるため、質問にも力が入ります。
多くの場合、メンターの前で事業の説明をすると、それに対して「ふーん、でもそれ、人気あるの?大手が参入したらダメじゃない?ちゃんとマーケティングした?マネタイズどうするの?あ、まだ考えてないのか。それじゃあ、話にならないねぇ。」みたいな感じで、ベンチャーをボコって終わるんですよ。
なので、メンターの方はぜひ、もし自分がこのベンチャーに明日から入社することになったら、まずどうするか。って視点で、ベンチャーの話を聞いてください。
などと、アクセラレータープログラムでお世話になっているにも関わらず、生意気に書いているので、また「支援してやらねー」って思われそうですが、最近、アクセラレータープログラムが乱立気味なので、このあたりを考えてくれるだけですごく良くなると思いまして、偉そうに書かせていただきました。