スリリングな毎日です

起業してから、毎日がスリリングです。
例えば、当社が数カ月前から必死に開発していて、やっと完成間近になって、「よし、テレビ東京のトレンドたまごへ応募しよう！」と決意した日に、ソニーのスマートロックがトレたまで放映されたり。
例えば、自社のスマートロックを発売して、「オートロック機能と、アタッチメントでいろんな鍵に対応できるという点は、ソニーに勝ってる！」と思ったら、1ヶ月後にソニーが同様の機能を追加することを発表したり。
例えば、僕らの（仮想）ライバルのスマートロックを作っているベンチャーを、追い抜いた！」と思ったら、大手との提携や実証実験を発表されたり。
僕は自分の会社に、とてつもない情熱と、自分にとってはかな～りの資金を投入しているのですが、ライバル企業がそれと同様のものを発表されたりすると、もうホント、自分の人生が終わるんじゃないかって、毎日がドキドキです。
例えば、私達と同じ事業内容を、ソニーやPanasonic、他にも、大資本が参入をしてきたら、駆逐される可能性が高くなるわけで、うちの会社が駆逐されるということは、僕が駆逐されて、社員も駆逐されるわけで。
大海原の真ん中で、小さなボートで大型客船にはねられるようなもんです。
でもね、大型客船は方向転換が遅いし、減速も加速も、すごーく時間がかかるんです。
だから、小回りの聞くボートに乗っている私達は、常に大手の一歩前を進んで行っています。
という、期待を込めた願望のような、でも、実際そうなんです。