株式会社ライナフ

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マイナンバーについて

2015, 10/05

マイナンバーが今月から配布されます。
最初から言っておくと、僕はこの制度、賛成派です。
一度でも、社会保険や税金の仕組みを勉強したことのある人は、みんな賛成するんじゃないかな?と思っています。
僕は、FPの勉強をしたときにその分断された仕組みに驚きました。
今の状況を簡単に説明すると、
会社などから給与が払われる。

12月31日で締めて、3月15日までに税務署に報告(これが確定申告。会社勤務の人は、会社が代わりにやってくれる。)

このデータが、5月くらいに市区町村へまわり、住民税の計算ができるようになる。

6月から住民税が前年度年収の影響をうけて上がったり下がったり
こんな感じですかね。
つまり、年収を地方自治体が把握するまでは半年かかります。
社会保険の扶養の境目である「年収130万円」というのも、けっこうもやっとしていて、「今年の年収が130万円にいきそうなら、扶養からはずれる。」みたいです。
国民一人のお金の流れを把握するのが、年に1度の確定申告で、しかも確定申告は自己申告なので、税務署に目を付けられるレベルの人でなければ、ザルのようになんでも通ってしまいます。
実際、不動産をやっていて、認識違いで間違った確定申告を何十年も続けていて、一度も注意をされたことがない、という人をたくさん見てきました。
これが、マイナンバーの導入により、全体を把握しやすくなり、さらには公務員の大幅な削減につながります。
国の情報管理が心配、管理社会になる、という人もいますが、今でも、その道の人であれば個人情報はいくらでも引き出せてしまいますし、国や税務署がちゃんと数字を管理している世の中の方が普通だと思うのです。
今が雑すぎる、というだけで。
はっきり言いますが、マイナンバーによって取られる税金が上がる、という人は、それは本来、今の法律でも払わなければいけなかった税金です。
今まで、把握するための人件費がもったいなくて、お目こぼしをもらっていた分です。
だから、節税したい人は合法的に、本気で節税を考えましょう。
マイナンバーの導入によって、税務や社会保険の事務が効率化し、よりより行政サービス、税金の無駄使いが減ることを期待しています。