株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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同じ目標を持つ不動産系ITベンチャー企業

2015, 10/06

今度、仕事でご一緒させていただく関係で、不動産系ITベンチャーと打合せをしてきました。
打ち合わせの会議室に行くと、おや?見たことのある美和ロックの鍵の台が・・・・。
うちの事務所にもたくさん転がっている、鍵の見本です。
しかも、一部に剥がしたような跡が。
で、思わず「これ、弊社との打ち合わせのために、他社さんのスマートロックを外してくださったんですか?」と聞いたところ、
「いえいえ、うちもスマートロックを作ったのですが、試作機はできたものの、量産は諦めました。」との回答でした。
そのベンチャー企業、仮にX社としますが、X社さんの目指している不動産業界のあり方は、とても僕と似ていて、
僕はそこに至るためにハードウェア作成から始めましたが、X社さんはWebサービスから始めた、という経緯です。
目指している不動産業界のあり方は、ずばり、「透明性」と「合理化」ですね。
「透明性」が高まることで、不動産のプロである業者と、消費者との情報格差が少なくなり、「合理化」が進むことで、高い手数料が安くなっていく。
不動産業界にいた私は、手数料が安くなる=善、だとは思っていません。
業界の収益力が落ちることは、優秀な人材の流出を招き、離職率が高くなります。
今の介護業界とか、まさにそうで、年収が今の倍になればもっともっと優秀な人が集まる仕事だと思います。
今の不動産の手数料でおかしいと思うのは、賃貸でいえば家賃の〇か月分、売買でいえば、売買金額の〇%、と決まっていることです。
家賃5万円の部屋の契約も20万円の部屋の契約も、労力は同じなのに手数料が違う。
これは、おかしいと思います。
今の不動産の手数料は上限が決まっているため、家賃3万円の部屋の仲介をしたときの手数料の上限は3万円になります。
でも、本当は1部屋の契約の事務や調査に3万円以上のコストがかかっており、この赤字を回収するためには、同じ事務量だったとしても家賃20万円の部屋の契約からはやはり20万円の手数料を取らなくてはいけない。
話がそれましたが、同じ方向を見ている会社と一緒にお仕事をするのは、楽しいですね。
私よりずーっと格上のベンチャーさんですので、これからいろいろ教えてもらおうと思います。