ライナフの新しい働き方について(ある種の決意表明)
ライナフは、4月7日に緊急事態宣言が出たその日から、全社リモートワーク、原則出社禁止、としました。
それは、緊急事態宣言が終息するまで、続きました。
そして、現在は、「勤務地自由」という方針を掲げています。
どこで働いてもいいですよ、自宅でも、カフェでも、公園でも、会社でも。
自分自身が、一番パフォーマンスが上がる、と思う場所で、働いていいですよ、ということです。
その結果、会社に出社する人数が30%くらいに減りました。
おかげで、オフィスが常時、ガラガラです。
月に1回の全社集会、飲み会も、リモート参加OKにしているため、その時で60%くらいでした。
僕は、会社が一番、パフォーマンスが上がるタイプ&みんなに会っていた方が社長として緊張感がある、ため、毎日出社しているのですが、すでに3か月ほど、リアルで顔を見ていない社員もいます。
実施して感じたメリットは、以下の通りです。
・通勤がなくなり、みんな楽になった。体力的にも、精神的にも。
・ペーパーレスが進んだ。仕事の仕方が、よりデジタルにシフトした。
・オンラインでの会議やミーティングに慣れた。
・会社拡大のたびに、引っ越ししなくてよくなった。家賃も安くなる。
・定期を廃止し、交通費が安くなった。
・その分、社員も会社も、社会保険料が安くなった。(社会保険料は交通費を給与扱いするため。)
・一部、在宅になったとたんに水を得た魚のように元気になった人もいた(笑)
デメリットになるかと思ったけど、大丈夫だったのは以下の通りです。
・生産性は落ちなかった。
・サボって仕事しない人はいなかった。
・活発にコミュニケーションを取りに行く人も多かったので、想定よりはコミュニケーションがとれていたい。
デメリットは、以下の通りでした。
・雑談が減った。
・ネット回線に命を握られている感じ。
個人的には、思った以上に、ライナフはリモートワークがやっていけるな、という感じです。
もちろん課題も0ではなく、雑談が減ってしまったこととか、それによって新しいものが生まれづらくなるんじゃないか、という懸念だったりとか、心配がないわけじゃないです。
でも、それはこれから、対応して行けばよいだけの問題で「じゃあ、やっぱり出社がいいよね!」っていう、短絡的な結論には絶対に、しないようにしようと思います。
すぐに、元に戻りたがる会社を、たくさん見てきました。
自動精算機を入れた会社が、精算機がたまに故障する、という理由で、すぐにパートの人がレジを打つというスタイルに戻る。(精算機が故障しやすい期間は、2台にすればいいのに。そのうち、改良されて故障しなくなるから。)
電子受注システムを取り入れた会社が、「お客さんとの会話の中にヒントがある。」といって、電話受注に戻る。(お客さんから声を集めるアンケートの仕組みをちゃんと考えればいいのに。)
こういった、以前の状態に戻りたくなる誘惑に打ち勝たないと、会社は変わらないです。
だから、このブログは、自分の決意表明の意味も込めて、書いています。
現在は、社員数が40名強のライナフですが、人数が100名、1000名、1万名、と増えても、この働き方は変えません!
一人一人が、自分の最高のパフォーマンスを発揮できる場所で働ける会社。
これを前提に、すべての社内の仕組みを構築し、イノベーションが生まれる文化を作り、コミュニケーションが取れる方法を考えていきます。