一生懸命がんばること、諦めないこと。

たぶん、世の中の起業家の人はみんな、そうだと思うのですが、起業家は新しい分野にチャレンジすることができます。
分野というのは、業種という意味ではなく、例えば今まで帳簿とか経理とか触れていなかった人が起業して覚える、とか、社会保険の雇用者側の手続きについて勉強する、とか、そういうことです。
とにかく、自分の知らない分野を必死にカバーしていくという作業が、起業家には必ず発生すると思います。
僕の場合、すでにFP1級や簿記2級をとっていたのもあり、お金まわりと社会保険、税金については大丈夫でした。
不動産は専門分野なので当然、大丈夫でした。
しかし、選んだ本業が、「不動産に特化させた」ITと製造業だったので、この分野での勉強がとにかく大変でした。
製造業については、製造業の流れ、３Dプリンターのこと、CADでの図面作成、中国からの輸入貿易手続き、製造業にかかるコンプライアンスなどなど。
ITでは、C言語系とWeb系言語の違い、テーブル構成、環境依存、OS対応、アプリ申請、などなど。
たぶん、始める前にちゃんと全部調べてたら、あまりの知らないことの多さに諦めていた気がします。
もちろん、下調べはしていましたが、走り始めてから知ることのほうが100倍多いので。
でも、一生懸命勉強して、諦めなければ、最後には形になります。
もし、その形がいびつで、そのプロジェクト自体は失敗をしたとしても、その経験が体の中に残り、次はとてもスマートに進められると思います。
今は、中国との取引のために中国語を勉強中です。
一生懸命がんばって、諦めなければ、それはちゃんと形になって、そして経験という最大の財産を残す。
ベンチャーを初めてまもなく1年。常々思うことです。