副業はするべきなのか、するべきではないのか
ライナフは副業OKの会社です。
設立以来、そうしています。
それと同時に、リモートワークも完全にOKにしています。
そうなると、もう、副業し放題です。
会社に来なくてよいため、時間の拘束がありません。
では、会社にとって、経営者から見て、副業を本当に歓迎しているのでしょうか?
これについて、人によっては「会社としては本当は副業してほしくない、って思っているのでは。」と考えそうなので、僕の考え方を発信しようかと思います。
まず、僕が反対する副業は、「時間の切り売り」です。
エンジニアの人が、出前の配達や、レジ打ちの仕事をするような。
営業の人が、交通整理の仕事や倉庫の整理をするような。
それらの仕事が、ライナフでやっている仕事、さらに言うと、本人にとってのメインのキャリアに対して、大きなプラスにならない限りは、しない方が良いと思います。
勘違いしてほしくないのは、配達やレジ打ち、交通整理の仕事をバカにしているわけではありません。
「将来的に、都心の不動産にいろいろなものを届けられる配達網を作りたい。」「POSレジの仕組みを理解したい。」「自動運転のサービスを作るうえで、自動車の運転をたくさん見ておきたい。」などの、目的意識があれば、これは時間の切り売りではなく、学習になります。
自分のメインキャリアと関係のない副業をするのは、自分の時間をお金に換える、という、とてもシンプルな時間の切り売りです。
全人類に平等に与えられている、1日24時間という時間に対して、もっとも、もったいない使い方だと思っています。
逆に、賛成する副業は、自分の学習に繋がる副業です。
他社の製品を売るためのマーケティングを手伝う、自分で新しいアプリを作ってリリースする、法律や広報などの専門知識を他社に提供する。
こういった仕事は、自分の知見を広げ、人材としての価値を上げます。
それは、めぐりめぐって、ライナフにとっても良いことだと考えています。
もちろん、社内の機密をもらすようなことは決してあってはいけませんが、ライナフで身に着けたノウハウを使って、それを他社で応用するのは、ありだと思います。
さらに言うと、この考え方は、今、やっている本業にも当てはまるものだと思っています。
今の本業を、ただ生活費を稼ぐためにしているのか?それとも、何かを学習するためにしているのか?なぜ、今の会社で働いているのか?
そういった質問に、ちゃんと答えられるようになると、おのずと、自分にあった副業を考えられるのかもしれません。