株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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想いのない不動産が増えている

2017, 04/06

現在、全国に空き家が約800万室あります。
そのうち、賃貸に出されているけれど借り手がついていない、という賃貸用物件の空き家は500万室くらいあります。
そんな中、毎年、新たに賃貸物件が40万室ずつ、新規で建築されています。
その理由はいろいろあります。
1:低金利だからお金を借りやすい。
2:銀行がアパート建築を勧めている。
3:金融商品の利回りが低い。特に定期預金。
4:日本の財政状況が悪いのでインフレリスク(インフレ期待?)が高い。
そして、最大の理由は、
5:相続税が上がったため、最大の節税商品である。
ということです。
上記の理由の中には、1つも、
部屋を借りたい人が増えている
という、根本的で普通の理由が存在しません。
つまり、需要と供給のバランスは無視して、節税のためにどんどん不動産が増えているのです。
節税目的で建てられる不動産には想いがこもっていません。
もし、これが節税目的ではなく、純粋に投資目的の場合は、
少しでも素敵なアパート(マンション)を建てて、古くなっても入居者が減らないようにしよう。デザインにも、立地にも、セキュリティにも、こだわろう。
というように、金儲けが目的でも結果的には良い不動産が生まれます。
ところが、節税が目的になると、途端に
相続が発生するまでに建てておこう。以上。
になってしまうのです。
悲しい・・・・不動産に対して、失礼極まりないです。
短期的な節税目的で生まれた不動産は、節税の役目を終えてからも何年も存在するわけで、でも、想いを込められずに作られた不動産は早々に人気がなくなるわけで、そうして空き家が増えていくのです・・・。
節税目的の建築を否定するつもりはありません。
ただ、建てる時に、どうか、その不動産でこれから多くの人が、多くの人生を過ごし、多くの思い出をつくる、ということを施主の方も考えて、建築会社に丸投げをするわけではなく、想いのこもった賃貸物件作りをしてください。