株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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民泊について

2016, 01/19

Airbnbで集客をする民泊について、2年前から調べているのですが、この半年の動きは激しいですね。
特に、規制面。
1年前は、「あれはグレー」と言われていた民泊は、今は「完全に違法」と言われるようになりました。
そもそも、グレーといわれてきた理由が、旅館業法自体が昭和23年に出来てからの継ぎ足し継ぎ足しなので、現状に合っていない部分が多く、お金をとって人を泊める行為、民宿やホームステイも、全部、ほとんどはグレーの中で営業されてきたからです。
旅館業の許可で運営されているラボホテルなども多く、旅館業法に規定されている「台帳記載」という、フロントで氏名を書くなどのルールは完全に無視していますが、行政も黙認しています。
つまり、民泊を取り締まるなら、「ラブホも全部、取り締まって、フロントで記名させろよ。」ということになるのです。
そのくらい、旅館業法を徹底させるのは、難しい。
民泊の規制緩和については、国家戦略特区で「旅館業法の適用から除外する」という動きの他、「そもそも旅館業法を変更して、全国でもできるようにする。」という動きがあります。
規制緩和はけっこうなのですが、最後の責任の行き場を「問題がおきたときは掲載サイトが責任をとる」という、つまりはAirbnbが責任をとれっていう無茶な内容なので、新しいインターネット文化を全力で潰しにかかっているのは明白です。
Airbnbに責任とれっていうのは、なんというか、LINEが犯罪のやりとりに使われたら、LINEが責任をとれ、って言っているようなもんですからね。
日本では、サービスを提供する側も、サービスを提供される側も、「自己責任でね。」っていう文化がどうしても根付かないですよね。
特に行政が加入すると。
どうなることやらー。