閉じた世界の罠

皆さんは、Facebook、見ていますか？
僕は、独立してからFaccebookを始めて、一応、１日に1回はチェックするようにしています。
僕の場合、Facebook上の友達のほとんどが不動産関係またはベンチャー関係なので、それらの情報がとても早く入って来ます。
便利ですね、自分で調べなくても、特定分野のニュースがどんどん入ってくる、というのは。
例えば、１つのベンチャー企業が多額の出資を受けると、そのニュースは瞬く間にFacebookでシェアされて、ベンチャー界隈のみんなが知るところとなります。
そしてそのジュースは、ベンチャー界隈の「常識」となります。
この、ベンチャー界隈での常識、というのがとてもやっかいです。
例えば、Uberという会社。
ベンチャー界隈での認知度は100%でしょう。
ですが、日本国民全体で見たら、その認知度は1%未満になることは確実です。
Facebookは、閉じた世界を作り出します。
自分の友達が共有する情報だけが流れてくる、閉じた世界を。
スマートロックも、ベンチャーの人たちであれば、その存在の認知度は80%以上になるのですが、日本全体でいえば、やはりまだ1～２％ではないでしょうか？
閉じた世界は、慢心や油断の温床になります。
井の中の蛙、ってやつですね。
たぶん、どの業界でもあることだと思うのですが、意識的に自分の会社の立ち位置を俯瞰（ふかん）して見ないと危ないな、と思うようになりました