祝２周年！と共に、３．９億円の調達のリリースをしました。

本日でライナフは２周年を迎えるとともに、３．９億円の資金調達を発表いたしました。
ちなみに、こういった資金調達をわざわざリリースするのは、ベンチャー業界くらいなので、一般の方からすると、「？？」なリリースに見えるらしいです。
資金調達というのは、会社にとっては生命線であるとともに、HP最大値、みたいなものですので、ベンチャーにとってはこのリリース自体が信用補完になります。
今回の資金調達は・・・涙なくしては語れない、時間的にも精神的にも、本当に大変な調達でした。
今年の２月ごろ、「３億円を出資するので、安心してほしい。他のベンチャーからお金が入ると、株主としての比率がずれるので、他との交渉は止めておいて。」と、あるベンチャーキャピタルに言われて、すっかり油断をしていたところ、３カ月半後にやっぱりダメでした、と言われ、大慌てで動いた次第です。
３億円の調達が飛んだことよりも、３カ月半も資金調達活動が止まったことが、最大のダメージでした。
それからというもの、１週間のうち、７割は調達活動についやしていました。
僕の脳内は、９割が「資金調達」に染まっていました。
油断した僕が悪いのは、十分理解しています。
ただ、今回の調達で、改めて、入金を確認するまでは一切の気を抜いてはいけない、という気持ちが強くなりました。
以前このブログに書いた、「何かを信じて会社を危険にさらしてはいけない・・・」と、自戒の念を込めて書いたのは、この内容です。
この調達ショックが起きてから、４カ月の時を経て、やっと、ここに書くことができました。
正直なところ、４カ月前に３億円をもらわなくて、よかったと思っています。
今回の試練で自分が一回り大きくなれたこと、そして、新しい株主となったVCの担当者が素晴らしいこと、そして、今の方がより「お金をいただいたのでしっかりと成長しなくては！」という責任感が強いこと、が理由です。
責任感というか、強迫観念に近いので、毎日のストレスは増えましたが（笑）
今回、ライナフという会社と、そのメンバーを信じてくださった投資家の皆様、心より御礼申し上げます。
ご期待に沿えるよう、チーム一同、全力で走りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
TechCrunch記事
http://jp.techcrunch.com/2016/11/04/linough-raises-y390m/