大手企業のチャレンジ

最近、大手電機メーカーの方とお打合せをしました。
大手企業＝チャレンジをしない体質、というイメージがありますが、決してそんなことはありません。
むしろ、利益を出している大手企業ほど、潤沢な手元資金と組織力を使って、新しいことにチャレンジしています。
だって、１０個プロジェクト立ち上げて、９個だめでも、会社が潰れないですから。
ベンチャーの場合、１０個プロジェクトを立ち上げた瞬間に潰れますけどねｗ
資金力も人材もいないベンチャーは、基本、１つのプロジェクトを立ち上げて、そこに集中し、失敗したら会社が潰れます。
大手企業の新規事業がうまくいかないように見える理由は２つ。
１つは、さっき述べたように１０個立ち上げて９個失敗して１つ成功した場合、失敗例の９個のほうが数が多い分目立つため、「新規事業は失敗ばかり。」という印象を持ちやすいということ。
もう１つは、ベンチャーと違って失敗しても会社が潰れないので、死ぬ気でできない、背水の陣でできないこと。
特に、プロジェクトリーダーはベンチャー企業でいう社長であり、このポジションの人の覚悟次第で、結果は大きく変わることでしょう。
大手が新規事業をする場合は、今後は、Qrioさんのように出資だけ社外に置くことが増えるかもしれませんね。