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宅配ボックスとは?使い方やメリット、注意点を解説

2024, 03/20 ブログ

マンションに住んだことがある人の多くは、宅配ボックスに馴染みがあると思います。荷物の受け取りが楽になるため、利用したことがある人も多いでしょう。しかし、宅配ボックスの利用で思わぬ不便さを感じるケースがあります。
今回は、宅配ボックスの種類やメリット、利用に当たっての注意点について紹介します。

宅配ボックスとは

マンションのエントランスでよく見かける、荷物を一時的に保管できるロッカーが宅配ボックスです。最近はマンションだけでなく一戸建てや駅などにも設置されており、さまざまな場所で見かけます。在宅・不在に関わらず、非対面で荷物を受け取りたい場合に重宝されています。ECサイトでの買い物が一般的になり、荷物の受け取り回数が増えたことで宅配ボックスを利用する人も増えているでしょう。

宅配ボックスの種類

宅配ボックスは大きく2種類にわけられます。それぞれの特徴を紹介します。

-ダイヤル式(機械式)

広く普及しているのがダイヤル式の宅配ボックスです。宅配会社が空いている宅配ボックスに荷物を入れた後、ダイヤルの解錠番号を決め、配達通知書に番号を記載してポストに投函します。解錠番号をダイヤルで回すだけで開くため、荷物の取り出しも容易です。宅配ボックス自体に電源や配線が不要なため、設置が手軽にできます。また、解錠番号が毎回設定できるため、セキュリティ面で安心してもらいやすい点も普及した要因といえます。

デジタル式(電気式)

デジタル式の宅配ボックスは、タッチパネルやテンキーが使用されているため電気が必要です。操作メニューから「お届け」「受け取り」などを選択するため、いつ開閉されたかが記録されます。物件によっては、都度解錠番号を設定するタイプ、入居者の認証用にパスコードや専用の認証キー、カードキーなどを利用するタイプなどがあります。なかには荷物が届くとメールでお知らせしてくれるサービスを提供しているものもあり、非常に便利です。なお、荷物を取り出す方法はアナログ式とほとんど変わりません。

【宅配ボックスの使い方】

宅配ボックスは荷物を受け取るだけでなく、集荷サービスでも利用することが可能です。

荷物を受け取る

1.宅配会社が宅配ボックスに荷物を入れる
2.配達通知書に荷物を入れたボックスの番号と解錠用の番号を記載し、ポストに入れる
3.入居者は配達通知書を確認のうえ、該当の宅配ボックスで解錠番号を入れ、荷物を取り出す

荷物を発送する

1.発送する荷物を宅配ボックスに入れ、解錠用の番号を設定する
2.宅配会社に集荷の申し込みを行なう際に、宅配ボックスの利用と解錠番号を入力
2.宅配会社が宅配ボックスから荷物を取り出し、受領証をポストに入れる
ただし、集荷サービスで宅配ボックスを利用できるかどうかは、宅配会社によって異なる場合があります。事前に確認することをおすすめします。

宅配ボックスのメリット

宅配ボックスを利用することで得られるメリットについて紹介します。

荷物の受け取りという用事がなくなる

宅配ボックスを利用すれば、荷物を受け取るという用事そのものがなくなります。時間を指定して荷物を受け取る場合でも数時間の幅があるため、その間は家にいなければなりません。また、いつインターホンが鳴るかわからないため、料理や入浴など手が離せない時間が発生しそうな用事はやりにくいでしょう。宅配ボックスは、そうした煩わしさから解放してくれます。

-いつでも受け取りが可能

宅配ボックスは鍵がかけられるため盗難のリスクが低く、余裕のあるタイミングで荷物を取り出せます。急きょ必要になったものを購入し最短で配送してもらってもその時間帯は外出している、という経験は多くの人があるでしょう。荷物の受け取りにあわせて予定を調整したり再配達を待ったりすることなく、いつでも安全に受け取れるのは非常に便利です。

-セキュリティ面で安心

宅配ボックスは都度、解錠番号を設定します。そのため、基本的に他人が開けることはありません。また、宅配ボックスの多くは壁面に固定されているため、ボックスごと盗難にあうリスクも非常に低いでしょう。安全かつ確実に荷物を受け取れる方法という点でも、宅配ボックスを利用するメリットがあります。

非対面で受け取りが可能

在宅しているとはいえ、寝起きやお風呂上がりなど宅配会社の人と顔を合わせたくない瞬間はあるでしょう。そのようなときでも、宅配ボックスを使えば非対面で荷物を受け取ることができます。

【宅配ボックスの注意点】

非常に便利な宅配ボックスですが、利用にあたって注意すべき点もあります。

-宅配ボックスのトラブル

配達通知書に解錠番号を記載してもらったものの、番号が違う、書いてある字がにじんで読めないといった場合、宅配ボックスを開けられない可能性があります。また、解錠番号がそもそも記載されていないケースも稀にあるようです。その場合、宅配ボックスを開けるために管理会社などに連絡し、対応を待たなければなりません。最近はインターネットで遠隔開錠できる宅配ボックスもあるとはいえ、一定の時間は必要です。便利な宅配ボックスでも、使い方によってはトラブルが起こる可能性がゼロとは言えないでしょう。

宅配ボックスに入れられない荷物がある

すべての荷物が宅配ボックスに入れられるわけではありません。以下に一部を紹介します。
・現金書留
・代金引換の荷物
・チルド便など生もの
・受付通知が必要な郵便
・税付郵便 など
また、そもそも宅配ボックスよりも大きいサイズの荷物も入れられません。

-宅配ボックスが空いていない

宅配ボックスは戸数よりも少ないことがほとんどです。そのため、多くの入居者が宅配ボックスを利用した場合、空いておらず宅配会社が持ち帰らざるを得なくなります。宅配ボックスを指定したものの再配達が必要となってしまうことがある点は留意しましょう。

荷物の破損

荷物の大きさが宅配ボックスとほとんど同じ場合、無理に入れようとして箱が潰れたり、取り出せずに箱を開いて中身を取り出したりしなければならないことがあります。購入した商品の大きさが宅配ボックスに余裕をもって収まるかどうか、事前に確認することをおすすめします。
荷物の受け取りという用事を極力なくしたい人には、宅配ボックスと置き配を組み合わせて利用することをおすすめします。置き配については「置き配とは?ストレスなく安全に荷物を受け取るポイントを紹介」をご覧ください。

宅配ボックスを快適に利用するための考え方】

EC市場は大きく成長し、送料無料や翌日に届くスピード配送などのサービスも相まって荷物の個数も増え続けています。また、ECサイトで3つの商品を購入したら、配送準備の関係で2回に分けて届くケースがあるなど、荷物を受け取る回数も増加しつつあります。そのため、いつでも荷物を受け取れる宅配ボックスの便利さは言うまでもありません。
一方で、マンションに設置される宅配ボックスの数は、戸数の1/4程度であることが一般的です。増やすにはそれだけの費用とスペースが必要なため、戸数と同等の数を設置するのは簡単ではありません。そのため、宅配ボックスを使いたくても空いていないという経験をした人は少なくないでしょう。
あまり知られていないかもしれませんが、宅配ボックスが空いていない理由は荷物の増加と宅配ボックスの設置数だけが要因ではありません。荷物が宅配ボックスに届けられてから1週間ほど受け取らない人がいたり、再配達が多いエリアを担当する配送会社が宅配ボックスを押さえたりするなどがあります。その結果、宅配ボックスが使えず再配達を依頼しなければならない人が出てしまうのです。
マンションの入居者が快適に利用するには、宅配ボックスと置き配を併用することが望ましいといえます。現在、一般消費者が購入する商品の8割近くは日用品です。荷物の汚損や盗難は避けたいため、宅配ボックスを利用することは問題ありません。しかし、宅配ボックスが使えず再配達となる手間を考えると、置き配でストレスなく受け取れるのはメリットといえます。くわえて、最近ではECサイトが置き配などによる荷物の盗難に対して十分な補償をしているケースも増えています。荷物の受け取りを快適にするためにも、宅配ボックスと置き配を使い分けるのがおすすめです。

-スマート置き配

オートロックの共有エントランスを持つマンションを、置き配に対応させるサービスです。株式会社ライナフがマンションのオーナーや管理会社向けに提供しているため、スマート置き配対応のマンションに入居すれば無料で利用できます。
スマート置き配と連携した配送会社のみ、置き配を希望された場合に1回だけオートロックを解錠できるデジタルキーを発行します。オートロックの解錠履歴がすべて記録されるため、セキュリティ面も安心のサービスです。
スマート置き配についてはこちらをご覧ください。

【まとめ】

マンションを選ぶ際に、宅配ボックスの有無が重要な要素なっているという調査データがあるほど、宅配ボックスのおかげで荷物の受け取りが便利になったという人は多いでしょう。しかし、宅配ボックスもトラブルが発生する可能性がゼロとは限りません。そのため、置き配と宅配ボックスを併用し、使い分けることで、宅配ボックスをより便利に使うことができます。また、荷物の受け取り方法は宅配ボックスや置き配、対面だけではないため、その都度、最適な方法を選択することをおすすめします。