株式会社ライナフ

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入居者募集の隠れたネック!? 知っておきたい、鍵の管理と入居者獲得の関係性

2024, 03/26 ブログ

管理会社や大家にとって、空室はできる限り避けたいものです。そのためには不動産仲介会社に積極的な案内をしてもらう必要があります。実は、鍵の管理方法が物件の紹介や内覧対応に大きく影響します。
今回は、入居者募集時に鍵の管理方法がどのように影響するのか、積極的に案内してもらうにはどうすればいいのか紹介します。

【入居者募集時に鍵をあける主な方法】

入居前に物件を内覧することがほとんどです。その際、鍵を開ける方法はいくつかあります。

-管理会社が立ち会う

事前に不動産仲介会社から連絡を受けて、管理会社が内覧当日に鍵を持って現地に向かいます。内覧の予定が組まれるたびに管理会社の担当者が物件に赴き、内覧が終わるのを待って施錠後、帰社する必要があります。当日対応も含め、日程調整がうまくいかなければ内覧の機会を逃すリスクに注意が必要です。

-管理会社が鍵を貸し出す

鍵を管理会社が管理しており、内覧時に不動産仲介会社へ貸し出します。立ち会い同様、鍵の貸し出しが重ならないよう、事前に連絡が入ります。鍵の紛失や悪用を防ぐために、管理表に貸し出す不動産仲介会社の担当者情報を記載し、内覧終了後は速やかに返却してもらうよう案内の徹底が必要です。

-現地にあるキーボックスから取り出す

現地のメーターボックスやポスト、ドアの取手や枠にダイヤル式のキーボックスを設置し、そこに鍵を保管します。内覧が決まったタイミングで不動産仲介会社から連絡がくるため、キーボックスの解錠番号を伝えます。キーボックスの解錠番号を適切に管理し、定期的に変更しておけば内覧機会を逸するリスクを抑える事が可能です。

-スマートロックで解錠する

スマートロックは、スマートフォンやタブレットなどを使って電子ロックを解除する仕組みです。デジタルキーを発行して解錠権限を付与する方式のため、手軽に解錠できる、入退室の履歴が残るといったメリットがあります。内覧の連絡が不動産仲介会社から来た際、デジタルキーの発行だけで済むため、鍵の管理やキーボックスの解錠番号の変更などに気を使う必要がありません。ただし、ネットワークに繋がっていることが前提のため、導入されていない物件の方が圧倒的に多い状態です。

【不動産仲介会社の本音と実情】

株式会社ライナフが不動産仲介会社の担当者を対象に行なった「内覧時の入室方法に関する実態調査」をもとに、本音と実情を紹介します。

(調査概要)
調査方法:WEBアンケート
調査対象:スマート内覧仲介会社アカウント保有者
回答者数:614名
対象期間:2022年8月27日~2022年8月28日
対象地域:全国
調査主体:ライナフ

-内覧時に鍵を受け取るのが面倒

「最も面倒な入室方法」は、管理会社への鍵取りが専有部、共有部ともに70%を超えていました。また、「鍵取りが面倒な理由」は、時間の無駄、返却や預かりの手間という回答が多いことから、内覧の前後に鍵の受け取りや返却という工数に不満を感じていることがわかります。
その他、ルートや日時調整が難しく、急な内覧要望に対応できない点も不動産仲介会社の不満となっているようです。

-現地キーボックスが普及しているものの、便利とは言えない

「専有部の入室方法」は現地のキーボックスが圧倒的に多く、次いでダイヤル式の簡易ドアロックです。一方で「共有部の入室方法」は鍵取りが多いことから、キーボックスの恩恵を受けられずにいることが伺えます。エントランスまたは室内に入るためには、管理会社から鍵を受け取らなければいけないためです。

-管理会社とのやりとりは簡略化したい

「内覧する際に管理会社とのやり取りでもっとも面倒」なのは、電話とFAXが73%という結果でした。理由は、手間や工数がかかる、FAXが面倒、外出時や営業時間外、急な対応が難しいなどさまざまです。不動産仲介会社には内覧をスムーズに進めたいというニーズがあるようです。

【鍵の管理方法と入居者獲得の隠れた関係性】

株式会社ライナフの同調査では、「鍵取り物件を内覧候補から外したことがある」と回答した不動産仲介会社の担当者は、なんと78.2%に上ることがわかりました。
鍵の受け渡しが面倒、紛失やキーボックスから取り出せないリスクがある、内覧をすぐにできない可能性がある、といった理由で、入居者募集のハードルのひとつとなっていることが伺えます。

【入居者獲得に効果的なスマートロック】

スマートロックが導入されている物件は、不動産仲介会社にとって紹介しやすいことはもちろん、入居者の利便性も向上します。

-解錠権限の付与がかんたん

スマートロックを利用すれば、デジタルキーの発行だけで鍵の解錠ができます。そのため不動産仲介会社にとっては、内覧時に時間も工数もかからないため、入居希望者に物件を紹介しやすくなります。また、解錠は管理会社のみが行うため、セキュリティ面でも安心です。
これは入居者にとっても同様です。エントランスや部屋の鍵がスマホひとつで開け締めできるため、鍵の紛失や複製のリスクが低減されます。今やスマホは生活に欠かせなくなっていることからも、スマートロックの便利さは喜ばれるでしょう。

-内覧時の解錠は一時的で安心

鍵の貸し出しや現地のキーボックスの場合、不動産仲介会社が鍵を持っている際、最悪の場合意図しない人が物件に出入りする可能性もゼロとは言い切れません。対してスマートロックの場合、一時的な解錠であることに加え、不動産仲介会社の担当者と入居希望者が一緒にいるため、トラブルを起こされるリスクが非常に低いと言えます。また、一度出てしまえばまた解錠の依頼をしない限り入れないため、管理会社や大家にとって安心して内覧してもらいやすいでしょう。

-入居者の生活がより便利になる

例えば、株式会社ライナフが提供するライナフGateは、顔認証で解錠できます。鍵を開けるという作業そのものが不要なため、荷物で手が塞がっている、コンビニまで手ぶらで外出、といった場合もスムーズに入室できます。
また、スマートロックを利用することで置き配も便利になります。配送会社にデジタルキーを発行することで、オートロックの物件でも玄関前に置き配が可能です。解錠できるのは一時的かつ解錠の履歴が残ることから、セキュリティ面でも安心して利用できるでしょう。
事実、ライナフGateの利用者満足度は94%と高く、置き配対応物件の入居希望割合も81%となっています。
置き配に関するアンケート結果は「置き配は利用されている? 置き配に関する調査結果を大公開」をご覧ください。
また、スマート置き配についてはこちらをご覧ください。

【まとめ】

不動産仲介会社にとって、内覧時の鍵の受け渡しは手間がかかってしまいます。そのため、急ぎの場合や内覧件数、日程によって物件の紹介をしないという自体が発生します。入居希望者を逃さないためには、不動産仲介会社、入居希望者ともに魅力的な状態を作るほうがいいでしょう。
そこで便利なのが、スマートロックです。内覧時の鍵の解錠はもちろん、入居後の利便性も向上することから、先行投資のひとつとして検討してはいかがでしょうか。