シェアリングエコノミーの今後（２）

昨日からの続きです。
シェアリングエコノミーの主役は個人である、ということをお話しました。
現在のシェア系のサイトはある種のマッチングサイトと言えます。
部屋を貸したい人と借りたい人のマッチング、車を貸したい人と借りたい人のマッチング、ということです。
もちろん、この形を否定する気はありませんが、このマッチングサイト形式では貸し手の手間が大きく、借り手はすぐに借りれない、という欠点があります。
例えば、私が１部屋を誰かに貸そうとする場合、相手も１組なので対してたまにはなりません。
しかし、私が１０部屋を貸そうとする場合、１０組相手にマッチングサイトでやりとりをしないといけないので、かなりの手間になってきます。
１部屋を（半分趣味として）貸す分にはいいですが、１０部屋は大変です。
先ほど、シェアリングエコノミーの主役は個人、といいつつ、１０部屋も貸すのはおかしいのでは？と思った方もいると思いますが、不動産は個人の方が１０部屋、２０部屋、１００部屋持っていることがよくあります。地主さんでは特に。
そこで、これからシェアリングエコノミーを、より一般的に、多くの人が使えるようにするためには、マッチング部分以外のところ、管理や利用者との連絡のところを効率化していく必要があると思うのです。
まだ生まれたばかりのシェアリングエコノミーなので、貸しても借りても、けっこうな手間をかけながら進めていますが、これが機械やシステム、スマホアプリの力で楽に貸し借りできるようになったら、本当にすごいことではないでしょうか？
ライナフのページのトップにある、「不動産に革命を」という言葉がありますが、それは、このシェアリングエコノミーに沿った革命を指しています。（現時点では。）
当社の強みは、不動産に詳しいことであり、スマホアプリを作れることであり、Webサイトを作れることであり、そしてハードウェア（機械）を作れることです。
その強みを活かして、誰もが使えるシェアリングエコノミーを作っていこうと奮闘しています。